仔犬のしつけ方
仔犬は、一日に、何回も排便します。特に、食事の後などは、決まって便をします。注意深く見てますと、排便前の動作が分ります。もし、そこが便をしては、いけない所なら、しても良い所迄、連れて行きます。けっして、怒鳴ったり、叩いたりしない事です。
小さいうちから、犬の体のすみずみまで、人の手で自由に扱えるように、習慣ずけましょう。体に触れられるのが嫌がるような犬では、何も教えることはできません。また病気の治療などにも非常に困ります。人の手によって、どのように扱われても、心から喜びを感ずるような性質の犬に育てることが、躾訓練の絶対的条件です。
犬は、人語そのものは解しませんが、経験と習慣によって、言葉(アクセント)の意味を解するようになるものです。無駄な長い言葉より、短い調子のはっきりした言葉の方が、より効果的です。例えば褒める際には、「ヨシヨシ」、「イイコ」、「グッド」など、また叱る時には、「イケナイ!」「ダメ!」、「ノー」など、日頃親しく言葉をかけられている犬は、驚くほど人の意を解するものです。
犬によって、なかなか思うように行かない、性格の子もいます。どんな、些細な事でも結構です。手遅れになる前に、ご相談ください。
訓練と躾(しつけ)との違いについて
躾(しつけ)とは
簡単に言うと、小さい子の「おはようございます」とか「こんにちは」とか常識的なことです。
犬が人と円滑に暮らしていく上で最低限必要なマナー(噛まない、吼えない、飛びつかない、トイレを覚える)といった初歩的訓練を行うことを言います。
訓練とは
訓練とは躾(しつけ)として日常生活においては問題なく、初歩訓練をクリアーし、ある目標(警察犬、盲導犬、家庭犬など)を立てて服従訓練を 行うことを言います。
当訓練所では、警察犬、競技犬、よき家庭犬を目指す犬達をお預かりしています。
犬のしつけが最もしやすい年齢は?
訓練開始適齢期は生後6ヶ月ぐらいがベストと言われています。しかし、犬種、個々の性格、体格等の違いもあり、もう少し早い方が良い場合もあります。
甘がみしない、飛びつかない等のしつけは、理解する知能が備わって来た頃から始めれば良いと思います。
既に悪い癖が付いてしまっている成犬でも、時間を要しますが根気よく訓練を続ければ、容易にとは行きませんが改善する事は不可能ではありません。一才を過ぎて飼主の手に負えなくなってからの訓練は、ラブラドールとゴールデンの牡に多い様です。その頃には力も強くなり、引っぱられて散歩に行けない状態の場合が多くみられます。
人の意思が通じないと、性格も荒れて来る傾向が見受けられます。