イノちゃん、常に垂直に尻を降ろさす為や、或いは人の左側で共に一歩前進して垂直に尻を降ろさす過程において、犬は「さあ歩こう!」と成るから、尻がかなりの確率で外側に膨らむものなので(5cm余り?)、外側に添える左手の平に自ずと結構な圧(犬の体重)が自然とかかります。(出来ないと更に一歩、又一歩)
今まで、静止状態からの「座れ」は知っていても、歩こうという自分の意に反して、一歩目から、お尻に内側への圧を加えられた経験がないはず。
圧があっても外に振らなくなる素直さが必要なのです。
その手に噛みにこないようになっているだけ、関係が進歩しています。
一ヶ月前なら100%本気噛みにきています。
脚側停座に備えて正確な「座れ」が必要なので、噛みにくる心配を排除しておかなくてばなりません。
今のうちに、という訳です。
癖のある気性なので、訓練という意識は極力持たさないようにしています。
自宅で聞き覚えのある(座れ)と(待て)を、「この人も言うねんなあ」というくらいの気持ちにとどめておくのが無難です。
訓練という新しい事に不快な念を抱くと、軟性気質だけに中々、抜けないからです。
動きを必要とする課目と不快感が結び付くと動かなくなります。
イノちゃんにとっての不快感とは、意に沿わず指示をされる事。
例えば、フード無しに伏せさす為に手を持てば噛みます。
軟性に加えて、攻撃性もあるので訓練する上で難しいのです。
攻撃性に、やむを得ず上から目線で対処しなければ治まらない通じない、という事があったとしても時期を見てからです。
気質(硬性、軟性、中間)次第で、それぞれに合わせてです。
遊び心が出てこないうちは(日本犬、2歳半からの付き合いというハンディ)、まだまだ慎重に取り組まなければなりません。
遊び心が出てきて信頼感が築けてくれば、不快な念も生じにくくなってきます。
時間の経過か?
それ以外の糸口は、今のところブラッシングと、その居住空間でしょうかね。